布の使い方

染めてあったり、模様が織り込んであったり、刺繍など施してあったり、プリントだったり、特に何のこともない無地のものも、色々と、昔から布が好きで、何かにしようと買って使いこなせないままの布がたくさんある。

 

直線縫いで、スカートやバッグにしたりということは時々していたけど、それ以上の技術もなく、最近は作りたい欲求もさほどなく。でもそういえば子供の頃は、ぬいぐるみとかクッションとかかばんとか、色違いの布を合わせたり、アップリケみたいな飾りを作って付けたり、服を作ったり、今考えるとすごく色々作っていた。クラブ活動や課題で作ったものもあるけど、それ以外にも。ないから作る、という原始的な動機で作ることもあった(そういうのは欲しい物が売られていて買ってもらえる環境なら、作っていなかったかもしれない)。(あの頃の方が時間を上手く使っていたのでは。。。)作ることに面倒さを感じなかった。今は、手間だなと思う。

 

しばらく前、布箱を確認していて、コースターにでもどうかと取り出した端切れをふとそのまま、端縫いすらせず、折り畳んだままコップやポットに敷いて使い始めたら、なかなか雰囲気が良くてたいへん気に入っている。好きな大きさに畳めるし。端がそのままなのが、かえってよい。

 

今使っているのは、なんのこともないシーチングと、NYの古着屋で見つけた植物柄のカーテン生地(これは買った当時、小さなバッグにして好評であった)。無地と柄、生成りと多色、という組み合わせも良い。このように別の布を重ねて使うのも良い。今まで全く思い付かなかった。本当に良い。