新しいレモンの食べ方使い方

私にとって新しいというだけで、一般的には新規でもなんでもないのですが、

 

串切りにして冷凍したレモンを、水やビールに入れる。

好みでつぶしたりしてレモンの風味を調整。

 

最後は皮ごと食べます。

 

こうしてレモン水を楽しんでいる人がツイッターで紹介されていて、見た目も涼やかで好きな感じではあったけれど、歯のことが気になり(酸で弱るのではということ)レモン水を控えていたので実践はしていなかったのです。

 

でも昨シーズンの豊作で、冷蔵庫にあったものもどうにかしなきゃとやってみた。飲み物も冷えるし、全部食べられるし、大変良い。もっとたくさん作っておいても良かったな。

 

やっぱり酸は気になるので、延々飲んでいないで、食事の時や、どうしてもレモンを!という時にやります。

読書の仕方

読書の仕方を改めたいなと思っている。読んでいる本が面白いと、読み終わっていないのに、著者や気になる箇所について調べて、ネットの情報を読み漁ったり、関連書籍などに手を出してしまうこと。

 

ひとまず、その著作をしっかり読みたい。

 

須賀敦子についても同様で、以下の本や雑誌に手を出しました。

 

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

 

これは、若き友人にあてた書簡をまとめた本で、実物写真と書き起こしが掲載されている、念入りで美しい一冊。須賀さんはこういうの嫌がりそうだな。著名な作家等の手紙や日記が公開されると、本人は嫌なのでは?といつも気になる。読みましたが。作る方は、その作家について、知られていなかった一面が見えてより理解が深まる、として出版するのだろうし、その通りではあるけど。大学の仕事を嫌がっていたり、正直な姿が見えます。まあおそらく、本当に公にしない方がいい物については配慮があるのではとは思う。

 

近年はめっきり減ったけれど、私の叔母も、様々な紙で手紙をくれていて、文末に片仮名で「ネ」とか「ヨ」とか書いていたりして、重ねて思い出した。

 

芸術新潮 2008年 10月号 [雑誌]

芸術新潮 2008年 10月号 [雑誌]

 

 須賀さんの著作に出てくる建物や絵などの写真もあり、本を読みつつ楽しめる。

 

考える人 2009年 02月号 [雑誌]

考える人 2009年 02月号 [雑誌]

 

 準備していた小説のことなど。未完であるが掲載されている。こういうのも著者は不本意かも。そして私はエッセイでいいかも。

須賀敦子を読む

 

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

 

 

まだ全部は読んでいないのにたいそうなタイトルを付けたのは、長年書棚に収まっていた本にようやく手を付けたからです。

 

こんなに家族のことを書いていると思わなかった。

 

そして、全集ではなく、単行本で読んでいたら、もっと印象が違っただろうな、深かっただろうな、と思った。刊行時に読んでいても違っただろうな。そういうふうに思ったのは初めてでした。

 

須賀敦子の著作が出版され始めた頃、耳にしたり目にしても大いによい環境にいたのに、全く知らなかった。記憶ではそう。私がこの人の名を明確に認識したのは、全集も出て何年も経ってからだったのでは。

 

ある友人は、生きる力をもらったと言い、別の人も、留学中に読み返しては力をもらったと書いていた。私はそういう風な感想を抱いていないし、これから読み込んで抱くかどうか分からないけど、色々な時代のイタリアや、昔の留学や、うっすら見聞きしたことがあるようなことや、少し知っている場所の知らなかった景色が見えるようでおもしろい。