読書の仕方

読書の仕方を改めたいなと思っている。読んでいる本が面白いと、読み終わっていないのに、著者や気になる箇所について調べて、ネットの情報を読み漁ったり、関連書籍などに手を出してしまうこと。

 

ひとまず、その著作をしっかり読みたい。

 

須賀敦子についても同様で、以下の本や雑誌に手を出しました。

 

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

 

これは、若き友人にあてた書簡をまとめた本で、実物写真と書き起こしが掲載されている、念入りで美しい一冊。須賀さんはこういうの嫌がりそうだな。著名な作家等の手紙や日記が公開されると、本人は嫌なのでは?といつも気になる。読みましたが。作る方は、その作家について、知られていなかった一面が見えてより理解が深まる、として出版するのだろうし、その通りではあるけど。大学の仕事を嫌がっていたり、正直な姿が見えます。まあおそらく、本当に公にしない方がいい物については配慮があるのではとは思う。

 

近年はめっきり減ったけれど、私の叔母も、様々な紙で手紙をくれていて、文末に片仮名で「ネ」とか「ヨ」とか書いていたりして、重ねて思い出した。

 

芸術新潮 2008年 10月号 [雑誌]

芸術新潮 2008年 10月号 [雑誌]

 

 須賀さんの著作に出てくる建物や絵などの写真もあり、本を読みつつ楽しめる。

 

考える人 2009年 02月号 [雑誌]

考える人 2009年 02月号 [雑誌]

 

 準備していた小説のことなど。未完であるが掲載されている。こういうのも著者は不本意かも。そして私はエッセイでいいかも。