近所登山の前になりますが、初めての山へ行ってみた。山といっても、そんなに高いところではなくて気軽な場所。ネットで見ると、いくつか行き方があるんだけど、舗装が少なそうで歩きがいのありそうなコースを目指してみた。一応、○○山ウォーキングコース、となっていて駐車場もある。

 

ネット地図でも地図帳でも場所がいまひとつよく分からなくて、近そうな神社をナビ設定。村の中や田畑の間の、車幅ほどの道をくねくね、ナビも終わってしまって、もう分からないなあ、というところに数軒の神社を束ねた社務所があり、道を尋ねた。私は駐車場までを心配しているのだけど、先方は、上る方を心配されている。「どれくらいかかったかなあ...」と、頂上までの道のりを心配されている。

 

聞いたとおりに進んで、地元の、田畑を持ってる人しか行かなそうな先に駐車場があった。ずっと舗装された山道を行く。道の脇は果樹園。地元の人はウォーキングコースなんかの公共の何かにはしたい訳ではなかったのかも。果樹園に入らないように、実に触れたり取ったりしないように、との注意書きが所々にある。ウォーキング推進!な自治体の方針で、何かしないといけなくてこうなったのかも。果樹園はきれいだし、この辺りでは珍しく、本当に眺望が良い。延々と、とはいっても30分強くらい舗装路が続き、その先が山道、なのだけど、草が生い茂っていて道なき道になっている。社務所の方が心配されてたのも分かる。時間もなくなってきたので、草の坂道を少し進んでから折り返した。登山靴活用したくて履いてたけど、ここでは普通のウォーキング用でだいじょぶだったな。

 

駐車場の少し手前に大きな鳥居があるけど、神社は駐車場そばの沼の向こうの斜面を登って行った方にあるらしい。行った人の写真をネットで見ると、なかなか、ジブリぽい、苔むした石段やその脇の水流や、よさそうなのだけど、なぜかあまり良い感じがしなかったという記述があり、何かあったかな。それにしても昔の人はほんとに神社が好きですね。先月行った山の上の神社のように、石を運んだり木材や瓦を運んだり、本当に大変でしょうに、どうもこういう神社が本当にたくさんある。

 

神社も併せてまたトライしたいような、あの細道はもうつらいような...とりあえず、もっと簡単に頂上へ行けるコースもあるので、広々した場所を楽しむためにそちらへ行こうと思います。もう梅雨だけど。いい日があるかな。

 

ここでもヤマツツジや、白い小さな野ばらが咲いてた。野ばらはしっかりバラの香りがする。

白い花

晴れて空気もきれいな日、午前の空いた2時間ほど山を歩く。せっせと歩いていると、白い小さな花がたくさん落ちている。花の形の雪が落ちているよう。見上げると小さな丸いつぼみと並んで咲いている。花は2mmくらい。なんだろう。帰ってから調べても分からない。

 

他にも数種類、これよりは大きな、白い小さな花が咲いていた。下の方ではもう終わっているあせびに似た花や(あせびなのかも)。

 

柔らかいオレンジのヤマツツジも。周りにはないのに地面にぱらぱらぱらと低く生えている場所あって、動物のふんから芽生えたのだろうか。

 

公園には、細いたくさんの雄しべの目立つビョウヤナギが満開。黄色がきれい。

 

タイサンボクも、上の方まで花がぱかっと開いていてみごと。香りも漂う。ホオノキとの違いを改めて調べてみた。葉が違う。タイサンボクはつるつる。ホオノキは先が広がってて線がすっすっと。

 

池には睡蓮が可憐に咲いてた。蓮もいいけど、睡蓮は、静かにすっと咲いていて良い。池の睡蓮を見たのって初めてかも。葉の縁が上がってるのも良い。

 

ここは家からも近く、ぱっと行けるので便利。でもゆったりはしていないので気が向かない時もあったけど、今回、歩いたことのない方面へ行ってみて、登山気分を味わえて良かった。あまり使っていなかった登山靴の使いがいがあった。まだ未踏エリアもあるので今度はそちらへ行ってみよう。