おもしろいてれび
おもしろい番組もありました。
(サイトのデザインひどいけど。作った人、カズオ・イシグロ読んだことも表紙を見たこともなさそう。)
おもしろかった。最初の9分くらい見れなかったけど。書き起こしないかな。再放送いつやるかな。私の好きな作家や役者さんは、話はおもしろくないことも少なくなくて、不安を抱えつつ見ましたが、大変おもしろかった。
イギリス英語だけど、きれいで簡潔なので、英語勉強する人は第二音声おすすめ。英語音声・日本語字幕で見てもいいし。
覚えてる所…
・読者に普遍的な物語だと思われる作品を書きたかった。
・同じ設定でロケーションや時代、ジャンルまで移動できる。
・Never let me go は、書き始めて1日目2回目は上手く行かず、3回目でSFで行こうと固まった。
・(エッセイやノンフィクションではなく)小説を書くのは emotion 心情を伝えたいから。
・小説に使われるメタファーはあまりに分かりやすいものでなく、読んでいる間読者は気付かず物語に引き込まれ、読み終わってからふと気付くのが良い。
・歴史上の出来事の反省について(来場者から質問)。とても難しい。政治的な反省と個人的な反省は違う。WWⅡ後のフランスでは、国として立ち直るために、フランス人は皆反ナチスだったという嘘を信じることにした。答えを出すのは難しい。一般化した答えをここで皆さんに述べることはしたくない。
他にも色々おもしろかったはずなんだけど。初期の作品を読みたいという気持ちはこれまでそれほど湧かなかったんだけど、やっぱり全部読みたくなった。
来場者は「文学を学ぶ大学生」らしい。日本人だけでなく、色んな国の人がいたのも良かった。イシグロさんは、最後に、十分議論は深まったからまとめる必要もないね、想像もしてなかったほどいい時間だった、刺激的だった、ありがとう、みたいに言ってた。ほんとに、来場者たちの質問によって話が広がり深まって、良い緊張感が生まれて、一層上質な時間になってた。
(日本の政治家のことばあそびにうんざりするこの頃だったので、言葉を的確に大切に用いる人の話を聞けることは、いつも以上に嬉しい。)
(文系や教養を軽視する方向はこういうことを潰してしまう。文系や教養は理系にも関わることでもある。確かに大学のレベル落ちてて今のままなら大学として意味のない講義もあるんだろうし、学費高いばっかりの私学がこんなにあるのはおかしい気はしてる。専攻でない教養科目を教える教員のレベルも上げるべきだし、教養科目もある程度必死で勉強しないと落ちるくらいの内容を教えるべきだと思う。)
いつもなら見ないタイプのドラマ。家族が見ててなんとなく見始めて、最後まで見ちゃった。魅力が欠けてる所が魅力になってたかなあ。女の子たちも男の子たちも誰もすごく魅力的な訳ではない。主人公の声が好きだった。歌も良かったけど(あれはほんとに歌ってるの?)、話してる声が。元気出す10秒ジャンプや、へんこんでる暇ない、好きなことやってる、っていうのも良かったな。展開が速いのも良かった。第1話はいじめで終わるのかと思ったら、どんどん進んだ。かんださやかちゃんの顔が変わっていて最初わからなかった。髪も服ももっといい感じにしたらいいのにあのスタイリングはなぜ。今まで演技いいとも悪いとも思ったことなかった(あまり見てないからか)城田優悪くなかった。これのせいでイシグロの最初見れなかったのでした。合唱は聞いてても気持ちいいね。続けて見るかは不明。
あ、痴漢シーンは最低だった。必要ある?田舎から都会へ越してきた高校生の戸惑いを表すなら「満員電車」だけだって十分でしょう。取り逃がしたのも最低だった。えらく長く時間取って逃がしてたけど、数秒あれば捕まえて駅員に突き出すシーンにできる。制作サイドは痴漢ぐらいOKな感覚で作ったんだろな。驚く。
2話続けてやってた。1回見たくらいだったけど、初めから全部見たくなった。4人の男の子たちがほんとにいいよね。バイオリンの先生も良い。高等遊民太田も良かった。周りの大人たちが理解があって素晴らしいよ涙。今夜もやってたのに見逃した。
バイオリンのために一人で東京へってすごいけど、昔からいい学校へ行くために田舎から東京へって、多くはなくてもあるみたいで、知合いの年配の方にもいた。森英恵さんちはお父さんが子どもたちの進学のために東京に家建ててた。
珍しくずーとテレビ見た夜だった。