まれ、役者さんは良いので見ているけど、演出はどんどん酷くなっていて、本当につらい。見たくなければ見なくていいのは分かってるんだけど。

 

物真似の芸人さんが出て来てて、なんでこの人なんだろー、女優としても売りたいのかな(これまでもドラマ等出てるのかも?)と、この人自身は上手くはなくてもひどくはないので見てたけど(この役の演出はひどかった)、いきなり物真似やらせてて、ぜんぜんおもしろくなくって(ドラマの外でも、もともと物真似おもしろくない)、「おもしろくないよー!」と叫びました。ひどかった。ドラマであんなに引いたことなかった。

 

この芸人さんの役は、とにかく不器用だがパティシエ志望で、「入学おめでとう」をプレートにチョコペンできれいに書けるよう練習するんだけど。練習するなら、それなりにね、まず紙に鉛筆で書いたり、下書きをなぞったり、少しくらいそれらしいことを入れようよ。10万回?1000回でもお店のチョコペンなくなるんじゃない?

 

ドラマだからいーんだよ、てことなんだろうけど、あまりに雑。売れてるというまれのケーキも相変わらずあのお店に出すにはダサめだし、洗練されたお店なのに、お皿置くときガチャガチャ音立てるし、とうこさんのお別れケーキ、丸のまま皆でフォークでつつくし。まれに漆のお皿について「しょぼい」という言葉を使わせたり。けいすけが親方に命令口調だったり(知らない方言だけど今のはないでしょと分かるよ。方言に甘え過ぎなとこある)。テロップも「佐渡」とか見てれば分かるし、分かっても入れることの効果を狙ってるんだろうけど、文字が押し付けがましい。過剰な演出が、役者や視聴者に任せることの良さをことごとく奪っていく。

 

そして予算がありすぎるのか、色んな役者さんをちょい役に投入してくるのも狙いすぎでうんざりしている。陶子さんどんどんいい感じになってたのに退場させちゃうし。

 

そんなまれを見つつ、ほんとにおもしろく仕上げて来るくどかんはやっぱりすごいなと思っていて、日曜にたまたまつけたあまちゃん再放送は何度目かなのにやっぱりすごくおもしろくて、なんでこっちはこんなにあれこれ詰め込んでるのにこんなにおもしろいんだ!と感動しました。

 

どうなんだろこういうの、単なる好みの違いなんだろうか。

 

いちこが落ちて行ってるとこは現実味があって良い。大人たちが、いちこどうもおかしいと気付いているとこも良かった。でもこの後また雑にまとめられるんだろうか。気になる。気になるので、文句言いつつ見てしまうということは、ドラマ成功してるんだろな。