大坂選手関連で、もっとメディアに上がって、お茶の間にもスポーツに関わる人たちにも、スポーツじゃなくても指導したりされたりする人たちに届いてほしいのはこれ。

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大坂選手の父の話として、

「彼女に合わせて、上から教えてるんじゃなくて同じ目線。だからいい環境をつくり上げている。彼女はそういうのじゃないとダメ」。フランソワさんによれば、大坂が子供のころから「自分で勉強したくなかったら身につかない」と自主性を重視してきた。上から押さえつける指導は彼女の性格に合わずに「強く言うほど嫌がる」。バイン氏はフランソワさんの思いを汲んで徹底的な対話路線を敷き、大坂の能力を開花させたのだ。 

 

パワハラの話が次々出てくる日本のスポーツ界にこの話をぜひ。子どもにスポーツさせてる保護者や選手自身にも。(スポーツだけじゃなくてなんでも。)

 

指導者が日本を出てみたら、日本でやっていた上からの指導では全くだめだった、という体験は聞いたことある(これはイタリアのバドミントン、高校生くらいの話でした)。

 

これまで報道に上がってるスポーツパワハラ関連の中でも、女子体操の選手の話がとてもつらい。小さい頃からのコーチで、成績が出ているので、保護者共に暴力を容認してしまってきたようだけど。

 

体や言葉の暴力がなくても、あなたはきっと伸びていた、もしかしたら、今よりも伸びていた可能性だってある。ということを、誰か教えてあげてほしい。暴力はあなたの尊厳を認めていない、あなたを大切にしていない行為だよ。あなたが負傷する可能性だって大いにある。選手のための暴力だった、なんてことはない。指導者に指導力がない、指導法を知らない、無意識であっても指導者として選手より上の立場にいたい権威欲を満たしてるだけ。それを、「選手のため」という偽意識でカバーしているだけ。

 

それにしても、トップレベルでもこんなにパワハラ横行してるなんて。昔からの常態に、2020への予算や権威や熱量の高騰も火を注いでしまっているのかな。

 

若手の指導者でもひどくて驚くのだけど、指導者の指導って、今もあまりないのでしょうか。

 

(ところで他紙で大坂選手は「幼いころから父親にテニスをたたきこまれた」という一文を目にしたけど、「たたきこまれた」は違うのでは。適当にそれっぽい日本語を並べる記者やライターさん多い。雰囲気で選んだ日本語の意味が違ってることも多い。言葉のお仕事する人たち言葉を磨いてほしい。)