色んな国で大きめな選挙が行われたり控えてたり。やっぱり現与党なのかなと思いつつ、他国で意外な結果(Brexit)や動向(Trump高支持率で指名獲得)(サンダースも支持率高かった)が生まれているので、意外な結果が出るかもとも思う。でもどんな意外な結果が出てもあまり何かに期待できない気持ちがある。

 

イギリスの首相候補に女性が二人残っていて、一人(Leadsom)がインタビューで自分は母親だから有利、のように解釈できる発言をしていて(対抗するMayは子供はいない。選択した上でのことではない。)(←私個人は、選択した上でもそうでなくてもどっちでもいい。どの夫婦でも。どの女性でも。)、記事の書き方がおかしい!自分はそんなこと言ってない!自分が言ったのは反対の意味のこと!と怒っていて、じゃあ、と、インタビュー紙が音声も書き起こしも公開。

 

読んでみると、Mayとの?ディベートの際に「母として」を連発していたらしく、政治に関係ある?(意訳です)と聞かれて、イエス、うだうだといろいろ話しているんだけど、結局のところ、自分の子供の将来がかかってることだから、この国の将来についてより深刻に考える、甥や姪がいるかもしれないけど自分のことは違う、みたいに言っていて。こんな人が自国の首相になったらやだなと思いました。

 

政治家として国の将来を考えるのに自分の子がいる方がより真剣!なんて思ってしまうのは、母親の業の深さに溺れてしまって冷静さを欠いている。首相として冷静な判断できなさそう。自分の子の利益と、他の子供たちの利益が共通しているとは限らない。そんな時自分の子寄りの決断をすればいい訳ではない。こんな発言をしておいて、ちがう!きりとられた!なんて言ってる時点で、想像力に欠けてる。

 

アメリカほどではないようだけど、イギリスでも政治的・社会的な上層でポリティカリーコレクトネスって割と重視されるんじゃないかと思うんだけど、こういうこと言ってだいじょうぶって思うのもやばい。

 

結婚とか出産・子供を持つこととか、裕福気味になるとか、何かしら社会的な力を与えられるポジションに就くとか、何かを手に入れるほど、想像力が欠如していく傾向ってあるように感じる。もちろんそうならない人もいるだろうけど(いるかな...)。マジョリティー=正しさだったり、財力や権力なんかの力を、ひとつ、またひとつ、手に入れることで、自分の存在正しい、決める力がある、だから自分のものの見方は正当化される、みたいになるんじゃないかな。

 

話は変わるけど、どうして現政権が選挙権年齢を引き下げたのかよく分からない。いいとか悪いとかではなく。選挙権あげたらこの先支持してもらえるとかそういうことかな。私自身はいいとも悪いとも思わない。どっちでもいいかなと思う。日本だと高校生の政治活動はどこまで許されるのか、学校でどう教えればいいのか、みたいなどうも幼稚な感じになるし。ただ、良い点として考えられるのは、高校までだと、選挙について政治について、若い子がもちょっと考えるいいきっかけになることかな。卒業しちゃうともうそういう機会ってあまりないかも。仕事関係でここに入れるとかはあっても。でも投票に行ったかどうか全数調査するというのはどうなのか。統計上有意義意なのかどうか私は分からないけど、変なプレッシャー与えるみたいで嫌な感じもする。

 

現首相は相変わらずというか一層、輝く女性と連呼している様子に辟易。性差をつけるのやめようよね。一億と聞く度に引いてしまうし。(政権関係ないけど(多分...)、実家の地域の社会福祉関係で、隣組と言う言葉が使われててぎょっとした。誰が付けたんやそんな名前。日本全国こうなのかな??)