猫が来た

といっても、ペットになりに来てくれたんじゃなく、敷地に。来たというより、いたんだろうけど、まるでうちの猫のように、じっと座って勝手口門から外を見ていた。声が聞こえたので窓から見たんだけど、他の猫が近くにいたのかな。

 

多分この猫、その辺りによくいるようで、先日の天気が良かった日も勝手口の外にいた。お近付きになりたいけど、気付くとぴゅーと逃げてしまう。逃げないのらもいるのに。やっぱりここは食物差入れかなと思うけど、家族に一人猫嫌いがいて激怒されそうでできない。(町内もいろいろ細かいので、餌付けしないで下さいとかありそう。餌付けがその後どう影響するものか分からないから無責任にはしない方がいいのかなとも思う。日本じゃないけど個人でだったりグループで協力してだったり、その辺の猫に餌を配っている人がいたりしてそういう大らかな生活いいなとも思う。こういうのはやっぱり生活空間が広いから気にならないのか、何が違うんだろ。)

 

ここ数年、猫とか犬とかがとても気になる。昔犬が家にいたけど、もっともっとかわいがれば良かった!と最近思う。この犬が来た頃は犬も私も小さくて、私はなぜかこの犬を見るのも恐くて、かわいい子犬時代にかわいがれなかった。その頃あまり見た記憶もない。互いに大きくなってからは普通に好きだったけど、「愛情をたっぷり注ぐ」という感覚が私にまだなかった。

 

今日も2月だというのに春の陽気で、自転車で出かけた池の縁で、おじいさんと女の子に連れられたとてもいい顔をした犬に会った。犬だ!と内心嬉しがる私に気付いた犬はわんわん吠えて全く近寄ってくれなかった。私は帽子にメガネにマスクで犬から見ても怪しいかもと、マスクを外したら少しおさまったけど。おじさんがほえる犬の頭頂をこら!とぼん!と叩いて私にごめんね~と言って下さるけど、かえって私がごめんよという感じだった。帰りに通り過ぎる時もまた吠える。でも近付きたくて、だいじょうぶだよ~とか言って、おじさんや女の子と話したりして、ほえなくなったけどそばに来てはくれなかった。一歩たりとも!傷心。とてもいい顔だった。犬や猫に無条件に好かれる人の話を時々聞くけど、私はそういう人じゃないみたいで残念。

 

猫好きだけども1時間位もテレビで猫の姿見てられないはずと、見てなかった世界ネコ歩きも、ある時猫より街に興味があって見てみたら、全然飽きなかった。毎週見たい。

 

以前、近所の人が犬の散歩をしていて、大人しく人懐こい犬で、私の方へひゅーと寄って来てくれるので、一撫でさせてもらった時、なんだかすごく癒された感じがして驚いた(疲れ過ぎ?)。知らない人にあんまり撫でられたら嫌かもとすぐ止めたんだけど、飼い主さんに聞いてOKならもう少し撫でたらよかったと思った。

 

家に犬がいたせいもあってか、ある時期まで犬は好きだけど猫にはさっぱり興味関心がなかった。昔住んでいたアパートの大家さんが猫を飼っていたんだけど(犬もいた)、別の猫を大家さんが飼い始めると、居場所がなくなったのか、もとからいた猫がアパート内外を徘徊するようになった。ある時窓の外にがたっと大きな音を立てて黒い物体が飛んで来て、すごくびっくりして怖がってたら、その猫だった。入れろ入れろと窓を足でこすってないてるけど、その頃は猫を部屋に入れたくなくて、拒否していた。ドアからもやってきて、ある時スッと入られてしまって、出て行かないので空き箱に入れたら落ち着いていた。猫好きの友人がいたせいもあってか、私もだんだん猫のかわいさに気付いたりして、ベッドでふみふみしてたりして、猫ってかわいいと思うようになったのはこの猫のせい。

 

広々したところで犬や猫と暮らしたい。