教皇と法王
ローマ教皇とローマ法王、二つの呼び方があることについて、長らくぼんやりと疑問に感じていました。
「教皇」はこの使い方に限られるようだけど、「法王」は他の宗教にも用いられたり、聖徳太子が後々そう呼ばれたり、ずいぶん昔からある言葉で使われ方も様々。
カトリック中央協議会、というのがあるのですね。
日本とバチカンが外交関係を樹立した頃(1942)は「法王」を使っており、ローマ法王庁として日本政府に申請。これはそうそう変更できないことになっている。(なんでバチカン市国で申請しなかったんだろう。)
日本の司教団は1981年のヨハネ・パウロ2世の来日を機に、Pāpaの「教える」という職務に近い「教皇」に統一したかったけど、日本政府は変更してくれなかった。そんな訳で今も、教会は教皇を使うけど、日本政府は法王を使っているてことらしいです。