ぞうさん

ニュースネタで書くの基本的にはやめとこと思ってるけど(私が何か思っても仕方ないしな...みたいな気持ちと、専門性もないのに語ってもみたいな気持ち。おもしろいこと楽しいこと書きたいはずだったし、そもそもこのブログを始めたのはモノについて記す為だったし...)、しばらく経っても書いておきたいので。

 

井之頭動物園に象がいたって、知ってたような気もするけど、改めてニュースで聞いて驚いた。だって象が気持ち良くくらせるような、そんな広い動物園はあの公園に置けないだろうから。

 

案の定、古いタイプの、セメント尽くしの居場所で、サンクチュアリで余生を過ごせるようにと署名活動も行われてた。もう移動に耐えられないだろうという理由もありお引越しに至らずだったけれど、そうなる前に、土や池のあるところに行けたら良かったのに。(飼育員の人の努力とは全く別の話です。その努力を否定するような意味合いはゼロです。)

 

「土の飼育場の方が好ましいことも認める。しかし、維持には多額の費用が掛かり、財源の大部分を税金で賄う小規模の公立動物園には実現困難だ。」ということなら、そもそも飼っちゃだめな訳で。

 

66歳、長寿、という言葉がめでたくない、却ってつらい。そんな何十年もあそこにいたなんて。ちょっときがくるいそう。長い間癒してもらったと泣いてるファンの人いたけど、人を癒すために花子はさあ、と思ってしまう。

 

時々公園封鎖して、せめてあの池沿いの土の道を散歩できたらちょっと楽しかっただろうか。ただの無責任な想像だけれど。

 

もう、動物園も、それなりの環境が整わないなら飼っちゃだめでいいよ。(それなりの環境ってほとんど整わないけど。大型だと自然をベースにした規模じゃないとかわいそうすぎるし。)

 

大型じゃなくても、動物を小さな囲いに入れて人間が見て喜ぶ、という行為はもう止めていいんじゃないか。せっかくネットがあるんだからネットで見よう。やっぱり子供には本物を見せてあげたい!とか言う人もいるだろうけれど、生き物にはそれぞれの生きる場所があることを、教えてあげればいい。見たかったら現地に自分で見に行けるようになればいい(ここで教育や貧困など別の問題も浮かぶけれど)。

 

この辺でも、陸生水性の色んな生物を、狭い所に入れて、親子連れが来て楽しむみたいなイベントが時々あり、地元ニュースでほほえましく放映されるんだけど、かわいそうだと思わないのかな。