てれび

まれが苦手過ぎて、ドラマで嫌な気分になりたくない、もう朝ドラは見ないでおこう、と思っていたけど、時間帯と見てる人がいる為にどうしても目に入る。

 

今のはそんなに悪くないけど、あさの子役時から元気!おてんば!かわいい!のアピールが強すぎた。波瑠さんが似合わない演技を強いられてるようであった。もうかわいい幼い感じの演技はいらない。昨日今日はそれが少し薄まっててよかった。もっとドライというか朴訥とした感じでもいいんじゃないかな。「びっくりぽん」(書くのもなんかいやだ)はいらない。初回から聞く度に引いてる。なんなんだこのセンスは。無理に入れる要素って結局不要。

 

初回のしょっぱなから「女性の柔らかい力を~」言うてるのにもどーんと引いてた。またせいふの女性活用モデルを投影するのかな!と(まれは本当にひどかった、全部女がやってた)。モデルになった女性、ごりごりがつがつ力強く押し進めていたぽいのですけど。女性男性で括らず個々人の力を出せればよいでしょ。

 

なのですが、木曜はとても良かった。着古した風の着物で荷車を引くあさの姉はつと相変わらず悠長な風情のあさの夫新次郎の目が合ってしばらく無言で立ち尽くすシーン。最初の予定通り結婚してたら違ったのに…とか色んな気持ちが滲んでいたようで、とても良かった。そこでいちいち「夫婦だったかもしれない二人なのに今やこんなに違う世界に…」的説明も何もなく、いっさいナレーションないのが良かった。こういう良さ味わったの久しぶり。そして昨日今日と惣兵衛の魅力全開である。惣兵衛の愛想ゼロからの今に至る変化がすごくいい。柄本佑さんはまり役。九州弁が下手過ぎて辛かった五代も、九州弁は終わったし、木曜はいい表情出してた。

 

新次郎は初出から存在感大きくてあの顔とあの声はやっぱりいいんだけど、あさが子役の時や、あさに触れる手つきが気持ち悪くて見るのが辛かったけど、今はすっかり良さしかない。