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good summer reads 3_こぶたくんシリーズ

読書

 こどもらしく、わがままで、時折ひどい、かわいいこぶたのお話。

こぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)

こぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)

 

 

しりたがりやのこぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)

しりたがりやのこぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)

 

 

お母さんやおばあちゃんのストレスも描かれているところ、とても良い。(以下しばらくあらすじです。)

 

お母さんの家事を手伝いたがるこぶたと妹ですが、邪魔になって仕方ないのです。掃除も洗濯物もめちゃくちゃ。なので庭で外遊びをさせることに。お母さんは「ひとりでいたいの」と木の上に腰掛けて無表情でまっすぐ前を見つめる(このシーンの絵のお母さんの放心した顔がすごく良い)。お母さんが一人でいたいなんておかしいと思うこぶたは何度も、そろそろ僕たちと一緒にいたいんじゃない?と声を掛けますが、お母さんはしばらく一人でいたいのです。

 

冬のある日の、雪遊びの支度。オーバーに帽子に手袋にブーツにと、二人に着せるだけで大仕事。ようやく子供の支度を終え、お母さんも身支度を整えて戻ってくると、暑いんだもん、と全て脱いでくつろいでいる二人。疲れ果てて涙をこぼす母。「お母さんは泣かないんだよ」とこぶた。ひどい笑。大きなソファに皆で座り込み、なんだかんだで笑顔に。

 

お母さんは今日はお休み、と、おばあちゃんがシッターに来てくれます。おばあちゃんの料理にけちばかりつけるひどいこぶた。でも、ふだんとはちがう遊びに機嫌良くなるこぶた。お母さんが帰ってくると、けちをつけた料理のことまですてきだったと話すこぶた。明日もやろうねというこぶたに、だめよ、明日はおばあちゃんがお休みなの。

 

お母さんもおばあちゃんも、子どもの相手は疲れるし休みもいるのよ!という当然のことが描いてあって良い。

 

こんなストーリーばかりでなく、お父さんとのふれあいや、兄妹のけんかや助け合いも描かれています。

 

2冊とも最後のお話は眠りたがらないこぶたがおやすみなさいの話で、寝る前の読み聞かせにも良さそう。

 

作者のサイト。

Jean Van Leeuwen, Pig Tales

既に作家として3冊の本を出版していた著者が小さな兄妹の母となり、子育てに追われて執筆したくても時間もエネルギーもない中、二人の子どものあれこれをノートに書き留めていて、ある時ふと本にならないかと思い立ち、子どもの昼寝時間に物語を書いていったそうです。