鴨居玲展

行きたい。

 

北陸新幹線開業記念

没後30年 鴨居玲展 踊り候え

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY -

 

鴨居玲さんのことを知ったのは、鴨居羊子さんの本の中。私の中では「鴨居羊子さんの弟」ですが、玲さんを先に知った人には、お姉さんが破天荒な雰囲気の下着デザイナーであることはへえ…という驚きがあったんじゃないだろうか。玲さんの絵は暗いし、何度も自殺未遂をし最後も自死だし、重たく暗い人間像が浮かんできそうなので。羊子さんの本で読んだ限り、中の良さそうな姉弟でうらやましい。

 

玲さんの絵はネットでしか見たことないけれど、人間のねじれたエネルギーが画面の中に閉じ込められたようなところが好き。余白(とは言わないか)の使い方もとても好きだな。

 

日曜美術館でやらないかな。そしてこの展示って巡回しないのかな。金沢とか。私の暮らす町の美術館(ではないけど)にも規模的に良さそうなんだけどな。こういうの来てくれるといいんだけどな。

 

最相葉月さんのエッセイに、ある日お父さんが鴨井玲の絵を抱えて帰ってきた話があった。以下、ぼんやりした記憶なので間違ってるかもしれないけど。どうやって手に入れたのかは教えてくれなかったんだったかな。何とも暗く、あまり見ていたくないような絵。最相さんが家を出てから、あの絵お前にあげようかと言われたけどいらないと言ったんだったか。(ちょっともう一度あのエッセイ読み直そう。)どんな絵だったんだろう。

 

羊子さんの文章もまた読みたくなった。