レモンのこと

レモンのこともずっと書きたいと思いつつ書けていなかった。

 

昨シーズンたくさん丸々した実をつけてくれたレモンの木。冬に間にずいぶん葉が枯れて落ちてしまった。葉が落ちると次のシーズン育たないと読んで心配してた。剪定は3月にするらしく、3月の終わり頃になって剪定。どれをどこまで刈り込めばいいのか相変わらず悩みつつ。

 

温かくなってくると、刈り込んだ枝の途中からそれはもうたくさんたくさん、新芽が生えてきてびっくり。それぞれがどんどんぐんぐん伸びて、密度の高い木になっている。そばにいるのは気持ちいいけど(プライバシーを考慮されてない住処で目隠しになってくれる)、栄養大丈夫なんだろうかと心配。花もたくさんついていて、1ヵ所に5つ以上なんて普通。今年は摘花・摘果しないとかな。とにかく元気いっぱいです。昨シーズンの元気良さで今年は静かなんだろうと予想していたんだけど。

 

アゲハの卵も付き始めて、割とどんどんつぶしました(人間が手で駆除したくらいでは絶えないようなので遠慮なく)。でも昨秋育ててなかなかすごかったので、春も数匹育てたいと思っていた。

 

まず小さく黒いのを(2齢か3齢)2匹連れ帰りましたが、1匹消えてしまった(そういえば昨秋も2匹連れて来て1匹見失った)。その後3匹と卵を一つ。現在2匹蛹になり、4匹幼虫。卵は枯れ果ててしまったかと思ったのですが、今日、小さな小さなおちびが動いているのを発見。無事孵ったのだろう。卵も脱皮も殻を食べてしまうので、よく分からないのですが。もしかしたら葉にくっついて来た可能性もある。ということで全6匹。

 

虫の観察なんて小学生か、と思いますが、アゲハの卵、おそらくナミアゲハですが、入手できる方には飼育観察おすすめです。ほんとうにすごい。家族も皆かなり興奮し注目していた。今夜は夕食時に蛹への脱皮(これがいちばんすごいイベント)を皆で見ることができました。田舎で育った父も、人生で初めて見たぞと驚き楽しんでおりました。レモンやみかん、柑橘類の木に卵を産みます。山椒にも来るみたい。

 

昨秋の1匹は、蛹になり3月の間まで茶色ではなく、くすんだ萌黄色のような色でしたが、ある時から茶色に。よく見ると、一部に小さな切れ目があり、どうも中はからのようで、蝶にはなれなかったのかな。何かに食べられちゃったんだろうか。萌黄色の間は無事だったんじゃないかと思うけど、普通は茶色になるようなので、どうだったんだろうな。

 

どうして飼おうと思ったのか聞かれて思い出したんだけど(多分前にも書いた)、昨シーズン、レモンの葉を守るために、躊躇せずどんどん駆除していたのですが(近くの草むらへリリースなど)、もう秋も終わりになって見かけて、レモンの季節も幼虫の季節も終わりのこんな寒い時期に、まだおるんかいな…と不憫な気がして、連れ帰ったんだった。

 

昨シーズンの収穫は、普通に絞ったり、そのまますりおろしたり(皮に栄養や香り成分が多いそう)、、冷凍保存してすりおろしたりはちみつ漬けと塩レモンにして、今も楽しんでる。少しずつ色んな人にあげて大変喜ばれました。郵送したら封を開ける前から香っていたって。