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四月

四月。桜は見頃だけど週末はすごく寒かった。今週は一転温かそう。風邪が悪化して花見気分じゃない。微熱とだるさだけですぐ治るだろうと放っていたら、鼻喉頭、胃と腸にいっぺんに。何でもいいから早く治って。

 

理系の子―高校生科学オリンピックの青春 

理系の子。ずいぶん前に読み始めて、止まっちゃってまだ読了に至らないけど、おもしろい。アメリカのサイエンスフェア ( =科学オリンピック)の話。出場している子どもたちのストーリーを丁寧にリポートしてくれている。翻訳も読みやすく、書き手の愛情が伝わる。

 

ふとした興味関心をまじめにしっかり追求していいんだ、サイエンスフェアに出展していいんだ、どんな環境に生まれ育っていても、追求したり挑戦したりする自由や、目指したければ上を目指す自由も、自分にもあるって思えることって大切だと思う。話はそれるけど、町田君が自分もオリンピック目指していいんだって思ったっていうのが印象的だったし、そういう心持の変化って大切だし素晴らしい。自己肯定感を持てるか、自分を大切にできるかって、生きて行く上で大きな違いを産むし、更には子どもを持った場合はその子にも影響する場合も少なくないんじゃないかな。

 

 

バレエをおどりたかった馬 (世界傑作童話シリーズ)

バレエをおどりたかった馬。ノルウェーの作家の児童書。読んでいて何度も吹き出した。田舎の牧場で暮らす馬が、知り合ったバレエ団 (人間のです) の踊りにすっかり魅せられ、自分もバレエを習いたい!と町へ行き、なんとかバレエ学校を探しだして入学し、住む部屋も借りて、来る日も来る日も練習、部屋に帰っても練習して、優秀な成績で卒業。バレエダンサーとしてはたらきたい、と、大家さんの助けも借り苦心している所へ、田舎の友達 (牧場のぶたとめんどりとひつじ) からの電話。

 

おれたちのことわすれちゃいやだっていったろ!と言われ、途端に恋しくなり、いつ帰ってくるの?と聞かれ、きょう!。どこまでもフットワークの軽い馬。大家さんたちと田舎へ向かい、友達の前でバレエを披露。

 

“でも、いまようやく、わかりました。どうして、馬が町へいったのか。どうして、バレエをおどりたかったのか。なにもかも、よくわかりました。

 こんなにきよらかで、こんなにうつくしいものは、ぶたも、めんどりも、ひつじも、見たことがありませんでしたから。”

 

私は感動。涙。馬が間借りした大家さんは町のオーケストラをリタイアしたピアニストで、部屋でどすどす練習している馬を、ならうよりなれろね、私もそうだったわ、と温かく見守ってくれる。色々おかしくて笑えるんだけど、色々と大切なことの詰まった1冊だった。