色々読んだ 2

つづき。ねたばれしています。

 

硝子の葦

硝子の葦

 

 

 これも長編。しばらく前に読んだのでやっぱり記憶が薄れているけど。

 

年の離れたラブホテル経営の夫と暮らす妻(主人公)。スナックを経営する主人公の母は夫の元愛人(というか続いていた)。妻が通う短歌の会(派閥とか上下関係とかめんどそう)で出会った女性。女性の娘はどうも虐待を受けていて、旦那はもとは地元の百貨店経営で潤っていたけど傾いてきた一族の息子。主人公はラブホテルの税理士・澤木の元で以前アルバイトをしていたころからずっと関係がある。夫が亡くなってから税理士の気持ちが時少しずつ近づいていく。そして刑事。だったかな。

 

夫が交通事故で即死。妻は母が夫と続いていたと聞かされ、主人公は嫉妬から母を殺す。自身が死んだように見せかけて。やっぱり元愛人だとは分かってても、自分と関係があった時にも続いてたって知ると、殺人を犯す程の嫉妬や怒りや憎しみが湧くかな。主人公は何事にも冷めた感じでいるので、ちょっと意外だった。嫉妬が湧きあがるに連れてそれまでの嫌悪も一気に募ったりもしたかな。

 

短歌の女性と共謀してDV旦那を事故に見せかけて殺害。自分はスナックの火災で死んだことにして整形し、女性が新たに暮らし始めた町で始めたパン屋で働いている。澤木がパン屋を訪ねてくる。店を出て幼女と仲良く歩く見知らぬ顔の女性の後を追うように歩く澤木。このまま、再開して終わって欲しかったけど。女性の向こうに刑事の姿が。最後へ向かうこの辺りの税理士の心持ちやサスペンスドラマ感がよかった。

 

 

起終点駅(ターミナル)

起終点駅(ターミナル)

 

 書いたのに消えちゃったわ・・・後でまた書こうかな